
巨大銀行の消滅―長銀「最後の頭取」10年目の証言
当時の状況を当事者が語ったという意味で貴重な証言といえるが,自らの判断の甘さを棚に上げ,官や政治,マスコミへの恨みつらみばかりが印象に残る。長銀破綻は目先の利益と存在感の誇示に走り、本来の銀行屋がはたすべき使命を見失い、自ら墓穴を掘ったのだと認識を新たにした。
特殊銀行の特徴は、 特定の法律を根拠法としている一方、商法に基づく株式会社でもある。残念なのが、たとえ裁判で無罪を勝ち取ったとしても、不良債権を増大させ、巨額の大切な税金を用いさせた経営層としての反省が感じられなかったことだ。プラチナ・ゴールド情報情報の壺株・為替参考図書Copyright (C) 2004 paperboy&co. All Rights Reserved.巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言 のお求めはビーケーワンで。
ちなみに当時の長銀経営陣は粉飾決算と違法配当の罪に問われたが,2008年に最高裁で無罪判決が下されましたよ。旧長銀の刑事・民事裁判で最高裁から無罪を勝ち得た“最後の頭取”が、破綻の真相を語る。筆者が頭取に就任した2カ月後に長銀が国有化されただけに,自己弁護を含めた悔しさがにじみ出た内容になっている。
リーマンショックが起点となった今回の経済危機に役立つ知見が得られそうなものだが,嘆き節が前面に出てそのレベルに至っていいないのが惜しい。
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